伝承

2015年12月に書いていたエッセイです。
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先日、いつの間にかに「志村けんの大丈夫だぁ」を録画して笑って観ていた息子。
やっぱり志村の笑いは平成の子供にも有効なのか?と、たまたま見つけた「8時だヨ!全員集合」のDVDレンタルし、
帰宅後に再生すると、画面には懐かしい映像の数々…
まずは前座(笑)の仲本工事や高木ブーの後に出てくる加藤茶と志村けん。
机に頭をぶつける長さん。分かりやすいだじゃれやコント。
恐らく、子供の頃と微妙に笑うツボは変わっていると思われるが、やはり面白い。
息子は画面を見て、声に出して笑っている。
やっぱり志村は昭和の子供にも平成の子供にも大人気だ。
「犬も歩けば棒に当たる」-犬も歩けば猫も歩く
「可愛い子には旅をさせろ」-かわいい志村に給料上げろ
「光陰矢の如し」-肛門、屁の出口
…長さんの後に志村がリピートするつぶやきに大爆笑。
見終わった後に思ったのが…
「”笑わせる”笑いだなぁ…」と。
以前、父が「今は”笑われる”笑いばっかりでおもしろくない」と言っていたことが、分かったような気がした。
今はお尻を出したり、自分を落として笑われている芸が多いけど、ドリフはしっかり笑わせていたんだなぁ…と思わず感心してしまう。
そして、お風呂で母子で合唱。
♪か~ら~すぅ~、なぜ鳴くのぉ~ からすの勝手でしょぉ~
バカマニア、伝承の瞬間でございました。
*ちなみに、夫はイナカ出身でTBSが映らなかったらしく、タメでありながらドリフ世代ではない。
だから関東人の癖に、東京の笑いが分からず、吉本に染まったのかもしれん…。
(彼とはあまり笑いのツボが合わないのだ^^;)