携帯電話とは言うけれど
2007.1.6、息子が生まれる三日前の日記です。
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いよいよカウントダウンといった感じの今日この頃。
相方の帰りが遅くなる為、前から父に夜来てくれと伝えてあったのだが、朝からあいにくの大雨。
夕食の支度をするのも面倒だし、今日生まれることもないだろうと父に電話する。
…が、出ない。
母が亡くなってから、父に携帯を持たせているのだが、これがほとんどアテにならない。
「1週間以内に生まれそうだから電話には気をつけろ」と言ったにも拘わらず、何度掛けても通じない。
実家は電波が悪いので、そのせいかと掛け直すも、何度掛けても出やしない。
仕方なく立ち上がり、家の電話で家に掛けるが、やっぱり出ない。
電話料金は家電の方が安いし、時間を置いて掛けるがやはり出ない。
暫く経って携帯に掛けるがやはり出ない。
どうせ出ないと思い、携帯から家電に掛けると…(家電は立って掛けなくてはいけないので、妊婦にはめんどいのだ。)出やがった。
バカーッ!
「ポケットに入れてるとならねぇのかな」などと言っていたが、どうやら電池切れだった
らしい。
何でもない時には同じ話を何度もしてくるくせに、臨戦態勢の時くらい電話には気をつけ
ろよ…(-_-メ
結局、「今日はいいよ」と言ったら「行くつもりにしていたから行く」とのこと。
しかも後1時間ほどで来るというので、慌てて夕食の支度を始める。
一人だと何でもいいところなんだけどさ…
米を研ぎ、味噌汁を作る。
それから大根の煮物とコールスローサラダを作ったところで父到着。
魚でも焼くかと思ったが、父がおかずを持って来たので、やめておく。
おまけに相方の朝ごはん用に作っておいた炒め物もあったので、それもチン。
結構短時間で出来るもんだな(笑)。
「多分一週間以内で生まれるからちゃんと電話に気をつけてくれ」と文句をいい、食事。
結構美味しくて食べ過ぎてしまった。
父も食べ過ぎてしまったようで、ひっくり返っていた…
そういや義母が「いつでも(産まれた報告の)連絡を取れるように携帯を買わないと!」と言っていて、こちらも一人暮らしだと心配なので携帯をプレゼントしたのだが、最初の一度は出たものの、その後はずっと留守電だ。
確かに「出なきゃいけない」と言う義務はないが、電話代を払っているのは私なんだから、「臨戦態勢時は電話に注意しろ」という権利はあっていいはずだ。
電話口でも私に叱られた父は、なぜかウチで携帯を充電して行った…
いや、出る前に自宅で充電してきてもよかったんじゃ?
つーか、もしや義母も充電していないのか?!
彼らの中には、文字通り「携帯する」電話として捉えられているのやも知れん…