語彙力

日本語は、豊かで美しい言語だと思っています。
英語では「I」ですが、「私」一つとっても、「わたし」だったり「わたくし」だったり、これがまた
漢字かひらがなか、はてまたかたかなでも印象が変わる。
書き言葉に読み言葉で、またイメージが変わる。
そう考えると、英語圏のカウンセラーに比べて日本人のカウンセラーは仕事が多いのか、楽なのか、ふと疑問に感じました。
英語圏であれば、チェックシート的な判断材料として、「I」だけじゃないですか。
でも、それが日本語となると、「わたし」の人と「私」の人、「俺」じゃなくて「僕」の人…といった感じで、大体の目安となるものが勝手にイメージとして想像できるけれども、「判断材料」が増えるということは、作業手順の中の一つが膨らむので結果的に楽なのか。
…まぁ、英語圏でも話し方とか表情である程度くみ取れると思うので、あまり関係ないように思うのですが、これから増えるSNSカウンセリングとかオンラインカウンセリングの際は、より意味を成してくるのかな~
たぶん判断材料の一つとして考えるだけだと思うのですが、そこらへん英語圏の人より恵まれているのか否か。
まぁ、自分を表す言葉にそれほど着目はしないでしょうから、大したことはないんでしょうけど、知的好奇心がうずくので、今度専門家に聞いてみようかと思います。
さて、カウンセラーにとって大事な語彙力。
たくさんの書物を読むことによって自然と増えてはいくものですが、先日娘から唐突に
「ママ、男の人作ったりしないでね」と言われ、思わず噴いてしまいました。
「あんたなんか変なドラマでも見た?」と聞きましたが、「見ていない」と…
彼女がいうには、自分より好きな人が出来てママがいなくなったら嫌だ、と心配になったのことだったのですが、
7歳になったばかりの娘が、いったいどこでそんな安っぽい言葉を仕入れてきたのか…
もちろん、「子供より大事な人がいるわけないでしょっっ」と抱きしめましたし、娘も笑って言っていましたが、息子の時と違い、娘の言葉の習得というか、語彙力に時々ものすごく驚かされます。
年の離れた兄がいるせいか、小さいころからびっくりするような言葉を使う。
しかも、その使い方が合っている。
(保育園の先生から「今日、遠足でたくさん歩いた後に娘ちゃんが「先生~~もう限界~~」と言って来たと聞かされたりとか)
ちなみに、ここ最近私的に一番ヒットだったとのは、買い置きのお菓子をいつも通り(?)夫に食べられてしまったことを娘に憂いた際に、娘が発した
「ワナでも張るか…」
はい、張ってください!